小林良正 / 縁出家 プロデューサー - 超本気で取り組んでいますか?
G'dayMate!代表yoshiの『人生の楽しみ方』
チアーズ読者のみなさんお元気ですか?
早いもので、今年も3月ですね。日本ではひな祭りの季節です。
2月は、私にとっては激動の1ヶ月でした。
今回は、その激動体験の報告もかねて、私のテーマである『本気』について書いてみます。
チアーズ読者のみなさんお元気ですか?
早いもので、今年も3月ですね。日本ではひな祭りの季節です。
2月は、私にとっては激動の1ヶ月でした。
今回は、その激動体験の報告もかねて、私のテーマである『本気』について書いてみます。
1月の、コラムで冒頭に登場した登山家の小西浩文さんを覚えているだろうか?
小西さんは、無酸素という過酷な状況下で、自らの肉体だけを頼りに8000メートル級の山々に登り続けている登山家で、世界に存在する全14座の8000メートル峰への無酸素制覇を目指している。
ちなみに、8000メートルという高さは、東京-大阪間の飛行機が安定飛行に入る高さにあたり、酸素・気圧は平地の3分の1、気温はマイナス45度という世界である。そのため8000メートル峰への無酸素登頂は、世界で一番過酷な冒険と言われており、8000メートル峰に挑んだほとんどの登山家は、その過酷さから次の8000メートル峰へのチャレンジは断念すると言われている。
過去に無酸素で14座を制した登山家は世界中に3名しかいない。
日本最多記録保持者である小西さんは、今までに6座の無酸素登頂に成功し、何名もの登山家が命を落としていく中、必ず生還してくるという過酷なチャレンジをしているだけに、目標の達成という意味においては、およそ一般の人が想像も出来ないような境地に常に自分の精神状態を置いている人である。
その小西さんの講演会を、2月16日に弊社で主催させて頂いた。
きっかけは単純で、私も小西浩文プロジェクトの一員として、またサポーターの一人として、小西さんの活動を応援させて頂いているのだが、昨年末から何度か小西さんの講演を聞かせていただき、この未曾有の金融危機で企業が力を失っている今、多くの経営者にとって小西さんの話を聞くことが、起業活力への大きなヒントにつながるのではないかと思ったからだ。
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この講演会は2月16日に開催したのだが、1月末に話が持ち上がり、実際に企画に落とし込んだのは、2月1日、告知を開始できたのが2月2日である。
チラシが完成したのは、なんと2月8日だった。
これを見てお気づきの人も多いと思うが、実際に告知を開始してから当日まで、わずか2週間という短期間のうちに開催したのだ。
2週間という超強行スケジュールで、2月16日に開催したのには訳があった。
ひとつは、3月からの登山オンシーズンに突入する前に開催したいということ、もうひとつは、講演会前夜の2月15日に、映画ミッドナイトイーグルが、テレビ地上波初登場ということで、日曜洋画劇場で放映されることが決まっていたからだ。
なぜミッドナイトイーグルなのかというと、この映画は、ロケの大半を冬山で行っており、小西さんは山岳アドバイザーとして、撮影工程をサポートしていたからだ。
私はどうしても、ミッドナイトイーグル放映の翌日に小西さんの講演会を開催したいと思い、超強行スケジュールで講演会の開催を決意した。
しかも、今回は、定員210名の会場を押さえて、会費は5,000円、ターゲットも企業経営者に特化した。
企画当初は誰もが、50名ほどの会場にしたほうが良いのではないか? 会費も3,000円に落としたほうが良いのではないか?という意見だった。
しかし、結果として、2月16日の会場には、約200名もの人たちが訪れたのだ。
しかも、参加者の80パーセントは経営者だった。
経営者といえば、スケジュールの調整が厳しい方が多く、しかも今回参加して頂いた方の中には、大手企業の経営者も含まれており、人によっては数ヶ月先までスケジュールが決まっている方もいたはずである。
なぜ、こんなに短期間で200名もの経営者に集まって頂くことが出来たのか?
ひとつだけ言えることは、私が企画段階から開催日まで、一貫して200名の方に参加して頂けると信じて、それを実現するために行動していたということである。
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もちろん、経営者に限らず、2週間で200名もの方にお集まり頂くのは容易な事ではない。
今回も、生半可な覚悟では実現できなかっただろうと思う。
前回のコラムで、『目的と方法を見誤るな!』という内容を書かせて頂いたが、この2週間は、まさにそれと同じことを実行することだけを考えた。
もちろん、2週間という短期間で、あれほど沢山の皆さんに参加して頂けたのは、私一人の力では決して実現しなかったことである。
来場して頂いた方をはじめ、沢山の方々がお知り合いに声をかけてくださった。
特に今回はお時間の都合で参加出来なかった皆様からまでもが、お知り合いを誘って頂き、講演会の告知が私のまったくお会いしたことがない方までも届き、知り合いの知り合いという輪が広がっていった。
その結果が、200名なのである。
応援して頂いた皆様への感謝なくして、この企画は成し得なかっただろう。
とにかく、この2週間は、そんな感激の連続だった。
会が終わってホッと一息ついた時、あらためていつもお世話になっている皆さんへの感謝の気持ちと感動が溢れてきた。
では、なぜ、そんなに多くの方がお知り合いを紹介してくれたのか?
それは、小西さん本人はもちろん、私や関係者の『本気』にあったのではないかと信じている。
私自身、我流ながらも自分なりに編み出した方法で、『集客』や『プロモーション』『マーケティング』や『コミュニケーション』を色々な場面で実施してきたが、これらのノウハウは、私自身が思い悩みながら何度も何度もトライして、掴み取ってきた術なのだと自負している。
世の中には、マーケティングや営業のノウハウが書かれた書籍などは山ほどあり、私自身もそれらの書籍を沢山読んできたが、どんなに素晴らしいノウハウを知ったとしても、それをもって自分自身に活かせるか活かせないかは本人次第なのである。
もっというと、その人が本気なのか? 真剣なのか? というのが、明暗を分けることになる。
沢山の情報を元に、自分に一番合った方法を模索し、試行錯誤しながら何度も何度も試せる人が成功するのだ。
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そのような考えから、私がプロモーションをお手伝いさせて頂く際には、依頼してくれた方がどれくらい本気なのかを見定めさせて頂き、その結果によって依頼を引き受けるか引き受けないかを判断させて頂いてきた。
昨日、ある方からこのようなお話をお聞いた。
彼女は、学生時代に、海外ボランティアプログラムに参加したことがあるという。
そのボランティアプログラムに参加するためには、渡航費や現地での滞在費はもちろん、
結構な額の登録費用も必要だったということで、家族や友人などからは、ぼったくり団体なのではないか? なぜ自分でお金を出してまでボランティア活動をする必要があるのだ? と聞かれたそうである。
後から分かったことで、確かにその団体はぼったくりの団体だったそうだ。
しかし、彼女にとってこのボランティアプログラムへの参加体験は大変貴重な経験になっており、また集まっている人たちも真剣な気持ちでボランティアに望む人ばかりだったそうで、この体験は彼女の人生における価値観に大きな影響を与えてくれたと当時を振り返っていた。
もちろん、彼女と一緒にボランティアに参加した全員が彼女と同じ結果を得られた訳ではなかっただろう。
それでは、彼女と他の参加者の差は一体どこだった のか?
それは、彼女自身の意思決定にあったのだと言える。
彼女にとって、このボランティアプログラムへの参加費用は、決して簡単に用意できる額ではなく、幼い頃から貯めていた貯金と、アルバイトで稼いだお金を足して、やっとのことで作った参加費用だった。
それが結果として、彼女にとって大きな価値を生んだ自己投資になったのだ。
大切に蓄えてきたものを使い果たしてまで取り組んだことで、彼女は『本気』になったのである。
本気であれば、同じことを実行しても、結果は大きく変わってくるのである。
私はそう信じたい。
自分は本気なのだろうか? 本気で取り組んでいるのだろうか? と自分自身に問いかけながら、試行錯誤し、本気で取り組める人が目的を達成するのである。
そして、そのような想いは、多くの人を動かす原動力となるのである。
今回の講演会は、そんな我々関係者の『本気の想い』が沢山の人に伝わったのだと自負している。
今回の体験は、私にとって大きな刺激となった。
そこで、私自身も、昨年から構想を抱いていた『本気塾』を3月から開講することを決意した。
本気塾には、自分の全てを擲ってまで何かを成し遂げるような、自分自身にムチを打てるような、そんな意識の高い人たちだけに集まっていただきたいと思っている。
この企画には、私の想いが100万パーセント詰まっている。実現しない訳がない。
本気の人達と一緒に、私が今までに経験し実践してきたノウハウを共有することで、面白い相乗効果が出るだろう。もしかすると『本気塾』からも新しいプロジェクトが誕生するかもしれない。
そして、そんな『本気人』達からはじまった活動が、オーストラリアへ、そして世界へ繋がっていけば楽しいではないか!!
さて、このコーナーでは、『ブランディング』や『マーケティング』『PR』『集客』に関する、みなさんからの質問を募集しています!
また、私への質問やコラムで取り上げて欲しい話題についても大募集しています。
いつでも気軽にご連絡下さい。
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